背日記


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太陽の黄金の林檎
05/14 (Wed) 18:38|
ポール・ギャリコの『スノー・グース』読了。
素朴で、荒削りなキャラクターがでてくるけれど、詩情を感じる。
いい話だった。
『醜いアヒルの子』がモチーフになっているみたいだ。
なんか泣けました。

レイ・ブラッドベリの短篇集『太陽の黄金(きん)の林檎』を
ブックオフでたまたま見つけて買い、再読していた。
ブラッドベリは中学校くらいの時に図書館で借りて読み
ほんとうに好きになった作家。
久々に読んでいたら古い友人からメールが届き
昔のクラスメイトが結婚したよ、と教えてくれた。
それでその結婚した子にそれこそ本当に久しぶりに連絡をとったのだけれど
その子からメールが来てから気付いた。
そういえばこの子もブラッドベリが好きだったな。

よく覚えている。
十五歳を過ぎたくらいの年だった。
図書室の近くで私はブラッドベリの、ちょうどこの本、『太陽の黄金の林檎』を
抱えていた。もう読んでしまって返そうとしていたのだ。
そこに通りがかった彼女が言ったのだった。何を借りたのか、と。
それで本を渡し、少しだけかじり読みさせてあげたら、
彼女はすっごく喜んで顔を上げて言った。
「私はまさにこういう本を探していたんだよ!何ていう作家?借りたい!」
そしてすごい勢いで彼女はブラッドベリを借りに走ったのだった。

この短篇集には、あるしずかな夜に地球に別れを告げようとする
一対の姉妹の話が出てくる。
彼女達は新天地を求めて宇宙へ飛び立った男達を追いかけて
火星へ旅立とうとしているのだ。
その年代は、2003年。
もう私たちにとっては5年前の過去の日付。
でも、十五のある日、読んだ時にはそれは未来だった。

懐かしいな。
彼女はまだブラッドベリを好きかしら。
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