背日記


スポンサーサイト
--/-- (--) --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
沈丁花
03/05 (Fri) 16:45|思考



咲いてた。

最近別段何のきっかけもなく昔のことを細部にわたるまで
さわれそうなほど身近に思い出すことが増えました。ふしぎです。
年をとったんだな。

この間は母方の祖父の家の間取り思い出していました。
管理する人がいなくてだいぶ前に取り壊されたのでしたが。
祖父のいつも被っていた山高帽のかかっていた梁の位置まで
きちんと覚えています。目をつむって歩けそう。
母方の祖父は学校長で、明るく背筋の正しい人でした。
若い頃は剣道、年取ってからは病に伏すまで書道を教えていた。
母は多分に父親を崇拝していたふしがあったので
結婚してなお他の男の人に適応できず、そのことがいらん不幸を呼んだようでもありました。
女の子の父親になる人はちょっとだらしないぐらいがちょうどいいのかもしれない。

今日は浪人時代のことを思い出しました。
予備校生だったんですが、友人に説明できない理由で予想外の怪我をしたので
家におって治療しており、予備校には全く通っていなかった。
予備校の勧誘か何かで私宛に電話がかかってきたのですが
不在を装って電話を母に渡しました。
母は誰にも話せない鬱憤がたまっていたかして
一度も会ったことがなく、これからも会うことはないであろう見知らぬお兄さんに
うちの怪我の理由や、もう他の予備校に所属していること、そこに通ってなかったとしても
予備校など行けるはずもないことなどを一切合財話してしまいました。
そして勧誘を完全に断って電話を切った。
うちは知らなかったのでしたが、その学校からなぜか粗品だけが送られてきたのでした。
それは一本のボールペンで、「ふぁいと!そーれ」とプリントされたカラーシールが
貼ってあった。
なんでだろう。ちらしは入ってないよ。と母に言ったら、実は事情話しちゃったの。
と母は言いました。
そうか。と思ったんですが、何のとくにもならないのに、親切な人もいるものだなあ
と思った。見たこともない子に。封筒ひとつ送るのも、手間ではないかと思うのですが。
浪人してるわ、勉強もしてないわ、怪我してるわで
およそ無感覚にぼんやりしていたけど、うれしかったんだと思う。
あのときの人は今どうしているだろう。

わからないけど。
何で思い出したのかな。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する





Template by:Ribbon*RIA

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。