背日記


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猫の集会
02/21 (Wed) 18:08|日常
昨日、買い物に出かけ、猫スポットに寄った。

猫スポットは商店街の近くにある。民家の裏のデッドスペースをコンクリートで平らにならした、日陰の駐車場だ。向かいの居酒屋の人やお婆さんがそこに来る猫に時々ご飯をあげている、というのは前に見て知っていた。
果たして猫はいた。二匹いる。虎縞のと、真黒の。二匹とも箱型になって座っていた。たぶんこれから集会があるのだろう。
ボスは虎縞の大きなやつだと思った。挨拶してみる。虎縞は姿勢を正して座り直した。
真黒のはたいぎそうに首をもちあげてこちらを見、虎縞とこちらのやりとりを観察していた。眠たそうだ。病気なのかもしれない。
少し呼んで見る。
意外なことに真黒の猫がとっとと駆け寄ってきて、しゃがんでいた私の膝にためらいもなく乗ってきた。私は黒のコートに黒のストールをまいていたので、同色のなかまと思ったのかもしれない。間近で見ると、ビロウドのようなつやのある毛をしていて、眼は琥珀色。体重はとても軽く、左の耳が鋭利な刃物で切りとられたように欠けている。かれは膝の上で鼻を鳴らして眠り始めた。
陽が落ちるにしたがって、広場に猫があつまってくる。茶虎、小柄の黒いの、白黒まだらの猫。五匹以上はいたと思う。五匹とも鼻の挨拶を交し合うと、全員でこちらを注視した。私の膝の上に黒猫がのっかったままなので、来るのを待っているようなのだ。鋭い視線の集中に私は居心地が悪くなり、行かないの?と持ち上げてみたが黒猫は動こうとしなかった。
黒い仔猫が真っ先に好奇心を起こしてこちらにやってきた。多分私の膝の上にいたのの弟じゃないかと思われる。鼻の上が削がれたようになっている。喧嘩の傷あとだろうか?
小ちゃいのはおもしろそうと思ったのか、先客のいる膝の上に乗りたそうにして、前足をかけてきたが乗れるスペースはないので周りをうろうろ回り始めた。そのうちストールの端のふさにじゃれついてころがり始め、しまいに先客に爪の出た手を出して喧嘩を売りそうにしたので、寝てた黒猫はうるさそうに向きを変えた。
虎縞のボスは仔猫が遊んでいるので気勢をそがれた、という風情でこちらに様子を見にきて、危険はないと判断したのか去っていき、それを見た猫たちも散会した。向かいの居酒屋の前に置いた皿のほうへ、皆走っていく。私の脚も痺れてきた頃、膝の上の子もするっと降りて、お皿へ向った。
私も立ち上がって買い物を続けることにした。
黒猫の気まぐれだったのだが、さみしい気持ちだったので助かった。
そ知らぬ顔でひとの気持ちを察しているようなところが猫にはある。どこまでわかってるかわからないけど。
はまちもよく、私が悲しいとまず顔をみて、ぴったり横にくっついて座った。

猫スポットはまだ二箇所くらいしか知らない。
マンションは大通りに面していて車が多いせいか猫はほとんどみかけない。
猫の集会を見たのは一年ぶりくらい。
また見られるかな。
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