背日記


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セラフィタ感想
01/20 (Thu) 22:33|
セラフィタ

先日セラフィタ読み終わったです。
読みやすいのでつるつる読めたけど、感想を書こうとすると
難しかった。

以下感想
↓長いうえネタバレているのでご注意ください。

『セラフィタ』(オノレ・ド・バルザック)
主人公は不思議な魅力をもつ両性具有の美形セラフィタ・セラフィトゥス。
可憐な少女ミンナと野心的な青年ウィルフリドに愛されながらも
全てを退けて天に召され天使になるという話。

もっと早くに読んでいてもいいのに、なぜ今まで読んだ事がなかったんだろうと不思議に思った。
セラフィタがものすごく饒舌に神への懐疑論を論破しているのが
何だかやはりパスカルみたいだなあと思いました。
(パスカルの『パンセ』の中にも
かなり激しい懐疑論者への論駁がある)
極端な節食も身近な者が神へ専心せず自分へ執着するのを防ぐため
愛していながらことさらに冷たくするところもパスカルっぽいと思ってしまった
夭折するところも

単純な私から見たら、神への懐疑論を論破する必要なんかないように
おもえてしまうのですが、時代の必要性だったのかなあとか、余分なことを考える。
セラフィタの母は名もなき靴屋の娘ということになっていますが
これはヤコブ・ベーメ(町の靴屋だった)の精神の娘ということなのかなあとか深読み
そういえば驚いたのはベーメやスウェーデンボリなど実在の人物の名前が
ふつうに文中に出てくることです。
スウェーデンボリ読んだことないのに、文中でだいぶ長く説明されているので
思わず知った気になってしまうくらい。
実在の名前・・・・・・・・・・。
正直言うとスウェーデンボリの説明のあるあたりは最初読み飛ばしてしまいました。
彼の天使霊という考え方が設定上必要だったのかな。

バルザックは従妹ベットしか読んでいないのですが、だいぶ印象が違っていて驚きました。
従妹ベットは徹底的に人間臭かったのに
セラフィタは最初から最後まで天上的です。対極的。

外側のことはこのようにいろいろ書けるのだけども
思ったことを書くのが難しいです。

セラフィタはある人物を思い出させました。
私が夢分析を始めるきっかけになった人で
一千年前の人も現代に生きる人も会うことができるだろう人物。
一度でも会った人は忘れないでしょう。

何にせよことは恋愛に似ているので
バルザックがミンナとウィルフリッドをセラフィタに恋い焦がれさせたのは
納得がいきました。ミンナとウィルフリッドの二人は最終的に結ばれるけれど
セラフィタ含めてそれらすべて
一人の人物の内界の出来事だったとも解釈できると思った。
勝手な解釈ですが

引用:
『可哀相な女たち。私は同情します。あなた方は女が年を取ると、
 お捨てになるけれど、女には心も魂もないとおっしゃるのですか。
 ところで、私は百歳を越えているのよ、ウィルフリッド』
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